寝ずの番 / 中島らも

こないだ中島らもの小説を初めて読みました。

映画化もされている、"寝ずの番"ですね。

らもさんの小説は読んだ方がいいよ！

と友人たちに散々言われていたのですが、

結局読まないまま時間が過ぎていました。

もっと早く読んでおくべきでしたね〜。

寝ずの番、お通夜の話ってのは知ってたんですが

こういう笑ってしまう感じの話だったんですね〜。

全部で三つのお通夜の話があったんですが、

初めの話で最後しっかり落とされてしまいまして、

あ、これ落語みたいに書いてんのか〜と感心。

もうここでらもさん好きになってしまいました。

落語家一門の話ですし、落語好きですからね〜。

短編集なんで他の話もいくつか入ってるんですが、

仔羊ドリーなんてのは実におもしろかったですね。

らもさんが仕事を任せる為にクローンを作る

という話なんですが、この発想も落とし方も

こうなっちゃうんですか〜？みたいな落ちです(笑)

う〜ん、実に楽しめました。

僕みたいに中島らも読んだ事ないよ〜って人は

書店で見かけた際には是非手に取ってみてください。

寝ずの番 (講談社文庫)